お茶はどこから来たの?
お茶のふるさとは中国で、飲み方が書き残されるまで何百年も飲まれていました。そこから日本へ伝わり、1600年代初めにオランダの船がヨーロッパへ運び、のちにイギリスがインドで栽培を始めました。
紅茶ストレートティー1杯、約250ml3kcal
皇帝と葉っぱ
人気の話では、紀元前2737年、神農という皇帝が木の下でお湯を沸かしていると、葉が何枚か鍋に舞いこんだそうです。飲んでみると、おいしかった。これは伝説で、イギリスの紅茶とハーブティーの業界団体も伝説として紹介しています。ブリタニカは、中国では紀元前2700年ごろからお茶が知られていたと言い伝えられているものの、確かめる方法はないと書いています。言えるのは、お茶はとても古く、中国で始まったということです。
中国で書き残される
最初の記録は、伝説よりずっとあとに出てきます。ブリタニカは、お茶の植え方、加工の仕方、飲み方を記した最初の出版物を紀元350年ごろとしています。8世紀の終わり、唐の時代に陸羽という人が『茶経』を書きました。お茶が中国の国民的な飲み物になった時代です。800年ごろには、中国で学んだ仏教の僧が最初の種を日本へ持ち帰り、13世紀までには日本でお茶が栽培されていました。
オランダの船とロンドンのコーヒーハウス
ヨーロッパに最初のお茶をもたらしたのはオランダですが、年については資料が分かれています。ブリタニカはオランダ東インド会社が最初に運んだのは1610年としていて、イギリスの紅茶とハーブティーの業界団体は1606年としています。イギリスでは日記作家サミュエル・ピープスが、1660年9月25日に、中国の飲み物ティーを初めて一杯飲んだと書きました。ロンドンのあるコーヒーハウスは、1658年にはもう広告を出していました。お茶は珍しく高価で、お金持ちの飲み物でした。
お茶を飲んだ王妃
そこへやって来たのが、1662年5月に国王チャールズ2世と結婚したポルトガルの王女、キャサリン・オブ・ブラガンザです。持参金の中には、お茶の箱がありました。彼女はワインやエールの代わりにお茶を飲み、宮廷がそれをまね、次に貴族、そしてお金持ちへと広がりました。1664年には東インド会社が、マカオの拠点から国王夫妻に銀の箱に入ったお茶を贈っています。そしてブリタニカによると、1669年にイギリス東インド会社が中国のお茶をロンドンの市場に持ちこみました。
中国からインドへ、その先へ
長い間、ヨーロッパのお茶はすべて中国から来ていました。1824年にアッサムの丘で茶の木が見つかり、1836年にイギリスがインドで栽培を始め、1839年に最初のアッサム茶のオークションが開かれました。セイロン、今のスリランカが1867年に続きます。ティーバッグは1900年代初めにアメリカで発明され、イギリスで当たり前になったのは1970年代です。今のふつうの一杯は、ティーバッグとお湯、それに好みでミルクを少し、というところです。