キンダーサプライズ
アメリカ
アメリカでは1938年の食品法で、食べられない物が中に完全に隠れたお菓子が禁止されています。そのためFDAはキンダーサプライズを輸入警告の対象にしていて、税関は荷物や郵便から見つけると没収します。おもちゃが別の容器に分かれているキンダージョイは、普通に売られています。
食品の禁止は、たいていひとつの具体的なリスクが理由です。窒息の危険、天然の毒、動物実験での発がん、動物福祉などです。ここでは国ごとに実在する22の禁止を、年と出典つきで紹介します。
アメリカ
アメリカでは1938年の食品法で、食べられない物が中に完全に隠れたお菓子が禁止されています。そのためFDAはキンダーサプライズを輸入警告の対象にしていて、税関は荷物や郵便から見つけると没収します。おもちゃが別の容器に分かれているキンダージョイは、普通に売られています。
アメリカ · 1971
アメリカでは1971年から羊の肺を食品に使うことが認められていません。肺はハギスの定番の材料なので、本場スコットランドのハギスは輸入できないのです。イギリスは何度も解禁を求めてきました。アメリカの生産者は、肺を使わないハギスを作って売っています。
シンガポール · 1992
シンガポールは1992年1月3日から、チューインガムの輸入と販売を禁止しました。捨てられたガムがドアのセンサーに貼りつき、MRTの運行が乱れたのがきっかけです。噛むこと自体は違法ではなく、持ち込みと販売がだめという決まりです。2004年からは、ニコチンガムのような治療用のガムを薬剤師から買えるようになりました。
アメリカ・カリフォルニア州 · 2012
カリフォルニア州は2004年、肝臓を大きくするために強制給餌した鳥の製品の販売を禁じる法律を作り、2012年に施行しました。2015年に連邦地裁が無効としましたが、2017年に控訴裁判所が復活させ、2019年には連邦最高裁が生産者側の上告を受理しませんでした。
アメリカ
熟していないアキーにはヒポグリシンAという天然の毒があり、嘔吐やひどい低血糖を起こし、重い場合は死に至ることもあります。FDAは缶詰、冷凍、生を問わず、認可リストにない加工業者のアキーをすべて留め置き、この毒が100ppmを超える製品は不良品として扱います。
EU · 2022
2021年5月、EFSAはお菓子やアイシング、ガム、ソースに使われる白い着色料E171について、遺伝毒性の懸念を否定できなくなったと発表しました。EUは2022年2月に食品添加物のリストから外し、2022年8月7日から全面禁止にしました。イギリス本土はこれに続いていません。
アメリカ · 2024
BVOは、フルーツ味の炭酸飲料の一部で柑橘の香りが分離しないように使われていました。ネズミの実験で甲状腺への害が示されたため、FDAは2024年8月2日に承認を取り消し、メーカーには2025年8月2日までの猶予を与えました。一般に安全と認められる物質の扱いは、1970年にすでに外されていました。
アメリカ · 2025
2025年1月15日、FDAはデラニー条項にもとづき、食品への赤色3号の承認を取り消しました。大量に与えたオスのラットでがんが出たためです。FDAはその仕組みは人では起きないとしていますが、法律上ほかの選択肢はありません。食品メーカーは2027年1月15日までに使用をやめる必要があります。
アメリカ · 2010
2010年11月17日、FDAはフォーロコのメーカーを含む4社に対し、麦芽飲料に加えたカフェインは安全でない食品添加物で、押収もありうると通知しました。カフェインが酔いの自覚を鈍らせることが心配されたのです。フォーロコはカフェインを抜いて販売を続けました。
アメリカ · 2022
サメのヒレ販売禁止法が2022年12月23日に施行され、アメリカ全土で切り離したフカヒレの売買や所持が禁止されました。漁師はヒレがついたままのサメを丸ごと水揚げすることはできます。ホシザメやアブラツノザメの仲間のヒレは対象外です。
フランス
フランスは長いあいだ、カフェインと、研究の少ない成分タウリンを理由に、元のレシピのレッドブルを認めませんでした。2008年4月1日にタウリンの代わりにアルギニンを使った版が発売され、タウリン入りの元のレシピも2008年のうちに続きました。
フランス · 1915, 解除 2011
フランスは1915年にアブサンを禁止しました。原料のニガヨモギが幻覚や狂気を招くと考えられたためです。1988年に似たお酒が復活しましたがアブサンの名前は使えず、2011年になってフランスは1915年の法律を正式に廃止しました。
アメリカ · 1987
アメリカでは1987年から、連邦規則21 CFR 1240.61により、そのまま飲むための殺菌していない牛乳を州境を越えて届けることが禁止されています。州の中でのルールはばらばらで、生乳の販売を全面禁止する州もあれば、農場での直売だけなど条件つきで認める州もあります。
アメリカ · 2018
2015年6月、FDAは人工トランス脂肪の主な出どころである部分水素添加油脂を、一般に安全と認められる物質ではないと判断しました。2018年6月18日以降は食品に加えられなくなり、一部の用途は2019年まで猶予されました。肉や乳製品には、天然のトランス脂肪が少し含まれています。
EU
EUの衛生規則853/2004は、ふぐ(フグ科)やマンボウなど毒のある魚の科の水産物を市場に出すことを禁じています。ふぐはテトロドトキシンを持つことがあるためです。日本では免許を持つ料理人が出すふぐも、EUでは売ることができません。
アメリカ · 1960
サッサフラス油の約80パーセントはサフロールで、かつてはルートビアの香りづけに使われていました。FDAの研究でラットに肝臓がんを起こすとわかり、1960年12月3日の命令で、サフロールやサッサフラス油を加えた食品は不良品とされました。今のルートビアはサフロールを含まない香料を使っています。
アメリカ · 1969
砂糖の30から40倍甘いチクロは、1969年10月の命令以来、アメリカの食品では禁止されています。チクロとサッカリンの混合物がラットの膀胱がんと結びつけられた研究がきっかけでした。禁止は今も続いていますが、EUではE952として認められています。
インド · 2015, 解除 2015
2015年6月、インドの食品規制機関FSSAIは、州の検査で基準を超える鉛が出たとして、マギーの麺を全国で禁止しました。2015年8月13日、ボンベイ高等裁判所はこの禁止を恣意的だとして解除しました。新しい検査で鉛が基準以下と確認されることが条件でした。
ロシア · 2014
2014年8月、ロシアはウクライナをめぐる欧米の制裁への対抗として、EUやアメリカなど数か国からの牛肉、豚肉、鶏肉、魚、チーズ、牛乳、果物、野菜の輸入を禁止しました。1年の予定でしたが何度も延長され、最新では2026年末までとなっています。
チリ · 2016
チリの食品表示ルールでは、砂糖、塩、飽和脂肪、カロリーが多い食品は、14歳未満の子ども向けにおもちゃなどのおまけで気を引くことができません。2016年6月27日の施行にあわせ、保健省はキンダーサプライズは販売されないと発表しました。フェレロは、おもちゃはおまけではなく商品そのものだと反論しました。
イングランド · 2027
2027年4月から、イングランドの店や自動販売機、ネット販売では、カフェインが1リットルあたり150mgを超える飲み物を16歳未満に売れなくなります。お茶とコーヒーは対象外です。政府は2026年7月にこのルールを確定させ、違反した販売者には最大2,500ポンドの罰金が科されます。
フランス · 2011
2011年のフランスの給食に関する政令で、食堂がケチャップやマヨネーズ、ドレッシングを置いて子どもが自由に使えるようにすることができなくなりました。ソースは合う料理と一緒に出すときだけで、フライドポテトは20食のうち4食までに制限されました。ケチャップそのものが禁止されたわけではありません。